図解 Endless OS

Windows10からの乗り換えが比較的に楽なEndless OSを図解します。

Endless OSの高速化設定

Endless OSの高速化設定について

残念ながら、Endless OSには、WindowsmacOSのような、詳細なパフォーマンスチューニング設定は用意されていません。これは、シンプルで使いやすいユーザーインターフェースを重視した設計方針によるものです。

それでもできる高速化

とはいえ、いくつかの方法で、Endless OSの動作をよりスムーズにすることは可能です。

不要なアプリの削除:
使っていないアプリを削除することで、起動時の負荷を減らすことができます。

僕の32bit Endless OSの要らないアプリを削除したデスクトップ画面です。

ブラウザのキャッシュクリア:
ブラウザの設定からキャッシュをクリアすることで、Webページの読み込み速度が向上する場合があります。

GoogleChromeだとプライバシーとセキュリティ→閲覧履歴データを削除
履歴、Cookie、キャッシュなどを削除します←をクリック。

Cookieだけチェックを外してデータを削除します。

ブラウザのメモリーセーバーをオンにする:

メモリセーバー
オンにすると、アクティブでないタブのメモリを解放します。これにより、アクティブなタブや他のアプリで利用できるコンピュータ リソースが増え、Chrome の速度低下を抑えられます。アクティブでないタブは、再度アクセスすると自動的にアクティブになります。

GoogleChromeだと設定パフォーマンスバランスが推奨されています。

バックグラウンドアプリの確認:
設定からバックグラウンドで動作しているアプリを確認し、必要のないものは停止することで、システムリソースの消費を抑えることができます。

 Resourcesを起動します。

プロセスで確認できます。※0%以上になっているものが動作しているアプリです。
僕のPCでは、gnome-shelとChromeとResourcesだけなので特にする事はないかと思いましたが、設定→アプリケーションで一つづつ確認すると↓

Run in Backgroundがオンになっていますのでオフにします。

このように1アプリごとに、起動時以外バックグラウンドで動作しないようにする事をオススメします。
ハードウェアのアップグレード:
もし可能であれば、メモリを増設(32bit OSではメモリ4GBまでが限界です。64bit OSだと僕のPCで16GBが限界ですが機種によっては128GBまで増設できるようです)したり、HDDをSSDに交換したりすることで、大幅な高速化が期待できます。
注意ハードウェアの制限:
古いハードウェアや低スペックなデバイスでは、ソフトウェアの設定だけでは限界がある場合があります。
まとめ

Endless OSの高速化は、OSの設計思想上、限られた範囲でのみ可能です。しかし、上記のような基本的な設定を行うことで、ある程度の改善は期待できます。

より詳細な設定やトラブルシューティングについては、Endless OSの公式フォーラムやコミュニティで質問することをおすすめします。

補足:

Endless OSのバージョン:
ご利用のEndless OSのバージョンによって、設定項目や操作方法が異なる場合があります。
バイスのスペック:
ご利用のデバイスのスペックによって、効果が異なる場合があります。
上記の情報が、Endless OSの高速化に役立てば幸いです。