現在使用中のパソコンがどういうものか?とか、買い替えの時にどこに注意すべきか?など… 知らないよりは知っておいた方が良いかと。
マザーボード
※メーカーを特定したくないので実在しないイメージ画像を生成AIで作っています。
マザーボードは、パソコンの中にある大きな板のようなものです。この板には、たくさんの小さな部品がくっついていて、パソコンの「お母さん」のような役割をしています。だから「マザーボード」と呼ばれています。
マザーボードの役割
部品をつなげる:マザーボードは、CPU(パソコンの頭脳)、メモリ(短期記憶)、ハードディスク(長期記憶)など、いろいろな部品をつなげる役割をしています。
電気を送る:パソコンの部品が動くためには電気が必要です。マザーボードは、電源から電気を受け取って、各部品に送ります。
データをやり取りする:マザーボードは、部品同士がデータをやり取りするための道を作っています。
例えるなら
マザーボードは、人間の体でいうと「神経」のようなものです。神経は、脳からの指令を体の各部分に伝えたり、体の状態を脳に伝えたりします。同じように、マザーボードもCPUからの指令を他の部品に伝えたり、部品の状態をCPUに伝えたりします。
主要な部分
CPUソケット:CPUを取り付ける場所
メモリスロット:メモリを差し込む場所
拡張スロット:グラフィックカードなどを差し込む場所
SATA端子:ハードディスクやSSDを接続するための端子
電源コネクタ:電源ユニットからの電力を受け取る場所
マザーボードがなければ、パソコンの部品はバラバラで動きません。だから、マザーボードはとても大切な部品です。
CPU
CPUは「中央処理装置」とも呼ばれ、パソコンの頭脳のような役割をしています。CPUは、パソコンが動くために必要な計算や指示を行います。
例え話で説明すると
CPUは学校の先生のようなものです。先生が生徒に「これをやってください」と指示を出すように、CPUもパソコンの他の部分に「これをやって」と指示を出します。
また、先生が問題を解くように、CPUも計算をして問題を解決します。
CPUの役割
計算:数学の問題を解くように、データを計算します。
指示:他の部品(メモリやハードディスクなど)に「次に何をするか」を教えます。
CPUの性能
クロック数:これはCPUがどれだけ速く動けるかを示す数字です。数字が大きいほど速く動けます。何々GHzという数値で示されます。
GHz(ギガヘルツ)は、クロック数の単位です。1GHzは、CPUが1秒間に10億回の仕事をこなせることを意味します。例えば、3GHzのCPUなら、1秒間に30億回の仕事をこなせるということです。
コア数:これはCPUが同時にどれだけの仕事をこなせるかを示します。コアが多いほど、たくさんの仕事を同時にできます。
例えば、ゲームをしながら音楽を聴くとき、CPUが速くてコアが多いと、どちらもスムーズに動きます。
GPU
GPUは「グラフィックス処理装置」と呼ばれ、パソコンの絵を描くアーティストのような役割をしています。GPUは、特に画像や映像を処理するのが得意です。
例え話で説明すると
GPUは絵を描くアーティストのようなものです。アーティストがキャンバスに絵を描くように、GPUは画面に映像や画像を描きます。
例えば、ゲームをするとき、キャラクターや背景の絵を素早く描いてくれるのがGPUです。その為、ゲームプレイ目的もしくは、動画視聴目的でパソコンを購入する場合、どんなGPUを採用しているか?で選ぶ方がほとんどです。
GPUの役割
画像処理:写真や動画、ゲームの映像などを素早く描きます。
3Dグラフィックス:立体的な映像を作り出すのが得意です。
GPUの性能
クロック数:これはGPUがどれだけ速く動けるかを示す数字です。数字が大きいほど速く動けます。
メモリ:GPU専用のメモリがあり、これが多いほどたくさんの画像や映像を一度に処理できます。
例えば、映画を見たり、ゲームをしたりするとき、GPUが速くてメモリが多いと、映像が滑らかで綺麗に見えます。
メモリ
メモリ(RAM)は「ランダムアクセスメモリ」と呼ばれ、パソコンの作業机のような役割をしています。RAMは、パソコンが今すぐ使いたいデータやプログラムを一時的に保存する場所です。
例え話で説明すると
RAMは作業机のようなものです。宿題をするときに、教科書やノートを机の上に広げるように、パソコンも今使いたいデータをRAMに広げます。
宿題が終わったら教科書やノートを片付けるように、パソコンも使い終わったデータをRAMから片付けます。
RAMの役割
高速アクセス:データの読み書きがとても速いです。
一時保存:電源を切るとデータが消えてしまいます。
最近の主流メモリー
最近のパソコンでは、DDR4やDDR5という種類のRAMが使われています。
DDR4:現在最も一般的に使われているRAMです。速くて効率的です。
DDR5:最新のRAMで、DDR4よりもさらに速くて効率的です。
例えば、ゲームをしたり動画を編集したりするとき、RAMが多いとパソコンがスムーズに動きます。最近のパソコンでは、8GB、16GB、32GBといった容量のRAMが一般的です。
その他のメモリ
1. ROM(Read-Only Memory)マザーボードに組み込まれているメモリー。
読み取り専用メモリーです。データを書き込むことはできませんが、読み取ることはできます。
例え話:教科書のようなものです。内容は変えられませんが、何度でも読むことができます。
用途:パソコンの基本的な動作に必要なプログラム(BIOS。パソコンの基本的な動作を制御するプログラムが保存されています。例えば、パソコンを起動するときに必要な初期設定などが含まれています)が保存されています。
2. キャッシュメモリー(CPUに組み込まれているメモリー)
高速なメモリーで、CPUがすぐに必要とするデータを一時的に保存します。
例え話:手元に置いておくメモ帳のようなものです。すぐに使いたい情報をメモしておきます。
用途:CPUの処理速度を向上させるために使われます。
3. VRAM(Video RAM)
グラフィックス専用のメモリーです。GPUが画像や映像を処理するために使います。
例え話:アーティストが使う絵の具のパレットのようなものです。絵を描くための色を一時的に保存します。
用途:ゲームや動画編集など、グラフィックスを多用する作業に使われます。
4. フラッシュメモリー
電源を切ってもデータが消えないメモリーです。USBメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)に使われます。
例え話:ノートのようなものです。書いた内容は消えずに残ります。
用途:データの保存や転送に使われます。
これらのメモリーはそれぞれ異なる役割を持っていて、パソコンが効率よく動くために重要です。
記憶域:HDD/SSD
パソコンの記憶域として使用されるディスクにHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)と呼ばれるものが有り、このどちらかが使用されています。SSDの方が新しく、優れています。
HDD(ハードディスクドライブ)
HDDは、パソコンの大きな本棚のようなものです。たくさんの本(データ)を保存できますが、目的の本を見つけるのに少し時間がかかることがあります。
仕組み:HDDは、回転する円盤(ディスク)にデータを磁気で記録します。
長所:大容量で安価です。たくさんのデータを保存したいときに便利です。
短所:機械的に動くため、読み書きに時間がかかり、衝撃に弱いです。
SSD(ソリッドステートドライブ)
SSDは、すぐに必要な情報を取り出せますが、HDDほど大容量ではありませんでした。でも、現在では1TB以上の大容量SSDも販売されています。
仕組み:SSDは、フラッシュメモリという電子部品にデータを保存します。動く部品がないため、静かで速いです。
長所:高速で静音、省電力です。パソコンの起動や作業が速くなります。
短所:容量あたりの価格が高く、大容量のものは高価です。
最後に、
OSがなければ、パソコンはただの箱で、何もできません。代表的なOSには、以下のOSがあります。
Windows:多くのパソコンで使われているOS。
macOS:Appleのパソコン(Mac)で使われているOS。
Linux:無料で使えるOSで、主にプログラミングやサーバーで使われています。Linuxから派生したOSは数多く、その中にはAndroidやChromeなどが有り、Linuxから独立して、それぞれのアプリを使用できるようになっています。Endless OSはLinuxから派生したLinuxアプリを使用できるOSのひとつです。
Endless OSをストレス無く使用できるパソコンの最低限の条件を考えると、32bit OSが入っているパソコンでCPU:2.00GHz以上 GPU:動画の視聴や軽いゲームで遊ぶ程度であればオンボードグラフィックスでも大丈夫です。メモリ:4GB以上 SSD搭載といったところでしょうか。HDDが入っているパソコンの場合、SSDへの交換無くしてストレス無く使用する事は不可能です。64bit OSが入っているパソコンなら何の問題もありません。